2020年11月7日(土)三好芫山先生の文化庁芸術祭参加のリサイタルは、ご盛会裡に終了いたしました。会場は沢山のお客様で賑わっておりました。私は終曲の「笹の露」にお箏で出演させて頂きました。新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言以来の久しぶりの大舞台で、幕が開き構えた時は手が震えましたが、始まってしまえば、芫山先生の尺八と藤本昭子先生の三絃に包まれて、それぞれの音を感じながら最後まで演奏出来たように思います。大変貴重な演奏の場をいただき、感謝の思いでいっぱいでした。三好芫山先生、藤本昭子先生をはじめ、お世話になりました皆様ありがとうございました。
終演後は、芫山先生に伝統のあるお店に連れていって頂き、ねぎらって頂きました。創業302年の京料理ちもとさんです。誰もが「京都に旅したら一度は行ってみたい」と思う老舗です。女将さんもとても素敵な方でした。写真は撮れませんでしたが、お召しになっていた紅葉の柄のお着物が脳裏に焼き付いて離れません。上品で可愛らしいお着物でした。お料理も上品でほっとするお味、「あー美味しいなー」と心から思いました。芫山先生、幸せなひと時をありがとうございました。